私たちが普段飲むコーヒーはどのような種類で、どのような精製方法で作られているのかご存知ですか?種類や精製方法によっても、コーヒーの味に違いが出ます。
約60カ国で生産されるコーヒー豆は、種類は200種類以上あるとされます。その中でも3原種と呼ばれる3つをご紹介します。
世界で最も生産量が多い品種であり、酸味が強く甘い香りが特徴です。スペシャルティコーヒーなど、香りや味わいが高く評価されるコーヒーの多くは、アラビカ種の中から生まれます。
標高1000~2000mの熱帯高地で栽培され、病気や霜、乾燥、強い日差しに弱いことから、栽培がとても難しい品種です。
マタタビ珈琲豆店では、アラビカ種のみにこだわっています。
苦味が強く渋みがあり、麦茶に似た香ばしい香りがする品種です。
ほとんどはベトナムやインドネシアなどの東南アジアで栽培されており、3原種の中でも病気や害虫に強いのが特徴です。低地でも栽培が可能で、成長が早く収穫量も多いため、比較的安価で手に入ります。
缶コーヒーやインスタントコーヒーに用いられることが多いです。
ロブスタ種同様、標高や温度差など環境への耐性には優れていますが、病気に弱く成長が遅いため生産量に限りがあります。また、大きさにバラつきがあることから焙煎が難しく、市場にはあまり出回らない品種です。
コーヒー豆は、コーヒーの木になる実「コーヒーチェリー」の種子です。生豆の状態にするには、皮や果肉などを取り除く精製が必要になります。こちらでは、主な精製方法について紹介します。
収穫したコーヒーチェリーをそのまま乾燥させた後、脱穀する方法です。気候に左右されやすい面があるものの、大量の水を使用しない環境に優しい精製方法です。果実のまま乾燥させることで豆に果実成分が染み込み、フルーティーな味わいになります。
乾燥させる前に外皮・果肉・ミューシレージを取り除きます。ミューシレージとは種子に付着する粘性の物質で、除去には大量の水を使用します。何段階にも分けて生豆を精製するため、品質の高いコーヒー豆を生産できます。
湿式(フルウォッシュト)で精製されたコーヒーは雑味がなく、華やかな香りが出やすいのが特徴です。
乾式(ナチュラル)と湿式(フルウォッシュト)の中間的な精製方法です。果肉を除去した後、ミューシレージを残したまま乾燥させる方法で、クリーンさに欠けるという点はありますが、欠点豆の少なさがメリットです。ミューシレージの残り具合によって、味や風味が異なります。
インドネシアのスマトラ島で行われる方式で、前述した3つの方法は乾燥を終えてから脱穀するのに対し、スマトラ式は乾燥中に一度脱穀させます。それにより短期間で乾燥を終えることができ、独特の風味とコクを生み出します。
アラビア種コーヒー豆の銘柄であるマンデリンの個性的なテイストと独特の後味は、スマトラ式によるものです。
マタタビ珈琲豆店では、こだわりの自家焙煎コーヒーをはじめ、コーヒー豆の飲み比べセットをご用意しています。
甘口3種飲み比べセット・中深煎り3種飲み比べセット・深煎り3種飲み比べセットがあり、高級コーヒー豆を手軽にお試しいただけます。ぜひ自分好みのコーヒー豆を見つけてください。
店名 | マタタビ珈琲豆店 |
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住所 | 〒769-0102 香川県高松市国分寺町国分563-3 |
Tel・Fax | 087-880-5005 |
営業時間 | 10:00 〜 18:00 |
定休日 | 水曜・第1・3木曜 |
店長 | 小早川 明央(サイト運営責任者) |
取扱業務 | 自家焙煎珈琲豆 販売 |
URL | https://www.matatabi-coffee.jp/ |